入学式の前の晩、サリーはいいことを思いつきました。
(白くならないのなら、この黒い毛を隠せばいいんだ!)
(白くならないのなら、この黒い毛を隠せばいいんだ!)
サリーはパパのアトリエから
白い絵の具を持ってきて、
鏡の前で、そっと自分の首に塗ってみました。
白い絵の具を持ってきて、
鏡の前で、そっと自分の首に塗ってみました。
サリーの黒い首が、一部分だけまっしろになりました。
サリーはとっても嬉しくなって、
夢中で首の回りに絵の具を塗りました。
サリーはとっても嬉しくなって、
夢中で首の回りに絵の具を塗りました。
全部塗り終わると、
全身がまっしろになったのですが、
なんだか首がベトベトするのです。
全身がまっしろになったのですが、
なんだか首がベトベトするのです。
そこでサリーは、ママのお化粧箱の中から、
ママがいつも使っているおしろいをもってきて、
ぱたぱたと首のまわりにはたきました。
ママがいつも使っているおしろいをもってきて、
ぱたぱたと首のまわりにはたきました。
首がサラサラになりました。
鏡の中には白ウサギのサリーがいました。
鏡をみながらサリーはつぶやきました。
鏡の中には白ウサギのサリーがいました。
鏡をみながらサリーはつぶやきました。
「これでもう、誰もサリーのことダメな子だなんて、思わないわ」
そして迎えた入学式の朝、ママがびっくりしていいました。
「まぁ、サリー。その首は一体どうしたの?まっしろじゃないの!」
サリーは誇らしげに答えました。
「そうよ、ママ。今日から私、こうして学校に通うわ。これでお友達だって、たくさんできるんだから。」
ママとパパは、顔を見合せて、少し悲しそうな顔をしました。
0 件のコメント:
コメントを投稿