そして夏が来ました。とても暑い日のことです。
運動場でドッヂボールをしていると、スノーが声をかけてきました。
運動場でドッヂボールをしていると、スノーが声をかけてきました。
「サリー、あなた、首のところが汚れているわよ。」
(しまった!!)
サリーはあわてました。
暑さで噴き出した汗で絵具がすこし、取れてしまったのです。
暑さで噴き出した汗で絵具がすこし、取れてしまったのです。
「本当だ。洗ってくる!」
サリーはいちもくさんにトイレへ駆け込みました。
鏡をみると、黒い毛がたくさん、見え始めていました。
鏡をみると、黒い毛がたくさん、見え始めていました。
サリーの耳に、あの幼い日の、お兄さんウサギたちの声が聞こえてきました。
「体が黒くなるのはなぁ、ダメなウサギだからなんだぞ」
スノーの声も聞こえてきました。
「いやぁね。黒い毛なんて。なんだかとっても汚らしいわ。」
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